創師の館を後にした勇者様ご一行は、再び道無き森の道をひたすら進む。
魔物を蹴散らし、魔物に蹴散らされながら鬱蒼とした森を進んでいると、樹々の間から光が差し込んでいるのが見えた。
「あれが、森の出口ですわね?」
 フウはそう呟き、背後で満身創痍の従者を振り返る。
「フェリオさん〜いらしてくださいませ〜!!」
 フェリオは両腕で剣を杖のようにしてヨタヨタと背後から歩いてきたが、フウが満面の笑顔で手招きするのに気がつくと、言うことを聞かない身体を叱咤しながら、フウの横までたどり着き彼女を睨み上げた。
「まぁ、怖いお顔。」
「右から左へ魔物を押し付けやがって、仕舞いにゃ泣かすぞ!!!」
 酷い形相で睨み上げたフェリオをものともせずに、フウはニコニコと微笑んだ。
「そんな貴方の苦労も報われる時が参りましたわ。きっとあの光が出口に違いありません。さ、参りましょう!!」
 そう言い放つと、フウは



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