「小さなものでないと旅の邪魔ですわ。」
片手に乗る大きさの箱を手に取ると、フウは胸元にあるオーブに仕舞った。
「聡明ね。お二人の旅に神のご加護がありますように。」
プレセアはにこりと微笑むと、両手を前で握り旅立つふたりに祈りを捧げた。
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