フェリオは肩にポタリと落ちてきた滴に顔を上げる。
今まさに、いただきます状態の魔物に顔を引き攣らせた。
「そういう事は早く言え!!!」
「だから、教えて差し上げましたわよ?」
サラリと流すフウの台詞を聞く流し、フェリオはがっしりと彼女の手を掴んだまま走り出した。
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